股関節の問題

股関節の問題は、<br />
実は股関節が原因ではない!?

股関節の問題は、
実は股関節が原因ではない!?

股関節は、人体におよそ260個もある関節の中で最も大きな関節の一つであり、体の重さを支える、歩く、立つ、しゃがむなどの役割があります。また回旋という役割もあり、歩いているときやスポーツ中に急に方向転換できるのは股関節の働きによるものです。

股関節周辺に痛みや違和感がある人は、日本国内だけでも500万人ほどいるとされています。男性よりも女性の方が症状を感じている割合は多いとされており、特に40~50代の女性に多いとされています。考えられる理由としては、「筋力が低下してくる年齢」、「ホルモンバランス異常が起こりやすい年齢」などがあげられますが、ハッキリとした原因は分かっていません。

股関節は歩いているときには体重の3~4倍ほどの負荷がかかるといわれています。また股関節はただ体の重さを支えているだけではなく、上半身の重さを左右均等に地面に分散させる役割があります。

このような重要な役割がある股関節に支障をきたすと、日常生活にも大きな影響が出てきます。股関節の問題を抱えている人は、特に股関節を怪我した記憶はなく、ある日突然、股関節周辺に痛みが出てきたという人も多いのではないでしょうか?

このコラムでは、股関節の問題に対する正しい知識と、一般的な治療法とカイロプラクティックでの対策法の違いをお伝えしていきます。

こんな経験したこと
ありませんか?

  • 靴下を履く、爪を切るなどの動作が困難
  • 長座で脚が伸ばせず後ろに倒れてしまう
  • 運動しても歩幅が狭く、大きく動くことができない
  • 股関節に痛みがあり周囲から歩き方が変と言われる
  • 階段の上り下りが怖くて手すりを掴んでしまう

一般的な股関節の問題に対しての治療法common medical care
一般的な腰痛に対しての治療法
股関節に痛みや違和感がある場合、一般的な治療法としては、固まってしまった股関節や股関節周りの筋肉を動かす運動療法が考えられます。それ以外では、クリーム、軟膏、ゲル、湿布薬などの外用薬、炎症を抑える消炎鎮痛薬などの薬物療法があります。また変形性股関節症が重症化してしまうと、手術などで最悪の場合は人工関節となってしまいます。

股関節痛や変形性股関節症が起こる原因はさまざまです。多くの場合、先天的な寛骨臼の形成不全が原因とされています。股関節は骨盤にハマっている状態となりますが、寛骨臼はその股関節がハマっている部位となります。

それ以外では、関節リウマチやステロイドなどの強い薬の副作用が原因とされていますが、多くの場合は原因不明とされ、「まずは安静にして様子をみましょう」と言われてしまいます。

また、股関節の問題で悩んでいる人は、特に怪我をした記憶はないというケースが多く見られます。このような場合、病院に行っても「加齢による老化現象」、「運動不足による筋力低下」、「肥満が原因」など、外的要因を見直すことが股関節痛の一番の解決法だと診断されるケースが多くあります。

これらの外的要因を見直すことが股関節の問題の対策法とされていますが、どれも根本的な改善とはならず、その場限りの対処法となってしまいます。

考えてみてください。もし加齢による老化や生活環境の乱れによる肥満などの外的要因が股関節の問題の原因だとしたら、なぜ股関節に問題が起こる人と起きない人がいるのでしょうか?

ここで重要なことは、股関節の問題の対策法として外的要因に意識を向けるのではなく、体の内に意識を向けることです。加齢による老化は誰にも訪れますし、忙しい現代人は運動の時間を確保できないこと、外食ばかりで食生活が乱れること、環境が変化することもあります。

それらの変化に対応し続けることは大変な作業です。だからこそ股関節の問題の対策として体の内に意識を向けることが大切です。

そもそも股関節の問題は「何かがおかしいですよ!今、体に負担がかかっていますよ!」と体が危険な状態だと教えてくれている体の内からの大切なSOSのサインです。

その体からの大切なサインをただ薬で消してしまうのではなく、問題となっている根本原因を見つけることが重要です。

カイロプラクティックでは、体の内に問題の根本原因が存在していると考えます。さまざまな検査法で問題の根本原因を特定し、股関節の問題に対してアプローチしていきます。
カイロプラクティックでのアプローチchiropractic approach
カイロプラクティックでのアプローチ
股関節の問題では、ほとんどのケースは股関節そのものに原因はありません。生まれつき股関節(大腿骨頭や寛骨臼)が変形してしまっている人も確かにいますが、股関節に問題を抱える人の多くは後天的に負担が掛かっていることがほとんどです。そのため、なるべく早期にカイロプラクティックケアを受けることが重要です。

たとえ先天的に股関節(大腿骨頭や寛骨臼)に変形があったとしても、成長とともに股関節周辺の筋肉や靭帯は強化されていき、その環境に適応しようとします。また、後天的に股関節(大腿骨頭や寛骨臼)が変形するといっても、人間の体はそれほど弱くはないため急激に変形していくということはありえません。

股関節(大腿骨頭や寛骨臼)に負担がかかって後天的に変形してしまう理由として、最も考えられる原因は「腰や骨盤から出る神経」です。腰や骨盤から出ている神経は股関節周辺を通り脚のつま先まで伸びています。

脳は神経を通して体の情報を常に得ています。それによって、脳は体の各組織へ的確な指示を送ることが可能となり、体に何か異常が起きても最速・最短・最適に対処してくれます。神経機能に負担がかかると、脳は体の情報を得られなくなってしまうため、関節の可動域を低下させてでも神経への負担を減らそうとします。

つまり痛みや違和感がある状態とは「神経に負担が掛かっていますよ」という体からのSOSのサインであり、股関節(大腿骨頭や寛骨臼)が変形することは神経機能に多大な負担がかかっていて、その環境に適応しようとした結果となります。

重要なことは、脳と体を繋いでいる「神経の流れ」です。 脳と体を繋ぐ神経の流れに異常があると、脳は体の状態を把握できず適切な対処を行うことができません。

つまりどれだけ薬を飲もうと、また生活習慣を見直したところで、股関節の問題の根本改善とはならないのです。体の情報を脳へ届けてあげれば、脳は決して間違いを起こさずに、正しく対処してくれます。

カイロプラクティックケアで股関節の問題の根本原因を解消し、快適な毎日を過ごしましょう!

股関節の問題の患者様の声voice

車の乗り降りもできないほどの股関節痛が良くなった!

病院では変形性股関節症だと診断されて、手術するか、薬で対処するかしか方法がないと言われました。手術をするとしばらく仕事を休まなければならないと思い、痛み止めなどの薬で対処しましたが、まったく良くなりませんでした。その後、知人から凄腕の整体師がいると紹介されて行ってみました。整形外科で撮ったレントゲンを見せると、股関節がくっついているからと仰向けの状態で右脚を思いっきり引っ張られました。その瞬間、右脚に激痛と強い痺れが出てしまい、車の運転どころか普通に歩くことも困難になってしまいました。紹介だからとよく調べもせずに受けてしまったことを今でも後悔しています。

出産後の左股関節の痛みがなくなった!

出産後から左股関節に痛みが出るようになりました。産後4か月以上経っても治らなくて困っていました。あとは産後に謎の下腹部痛がありました。生理ではないのに生理痛のようなズーンという重たさのようなものを感じていました。元々、腰痛があったので整体などには頻繁に通っていましたが、妊娠したのをきっかけにそういった治療院に行くのが怖くなって通うことをやめていました。出産も無事に終わったので、またお世話になろうと以前から通っていた整体院に行ったのですが、何度施術をしてもらっても左股関節の痛みはまったく変化がなかったです。

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