左腕のしびれでピアノが弾けない…カイロプラクティックで再び演奏できる喜びを実感!

左腕のしびれでピアノが弾けない…カイロプラクティックで再び演奏できる喜びを実感!

薬に頼らず神経の流れを整え、首・肩の負担を軽減!演奏を取り戻した回復の記録

40代女性
来院に至った経緯
幼少期からピアノを習い続け、学生時代も本格的にピアノに取り組んでいた。社会人になってからはピアノ講師として指導を続け、数年前に独立して自分のピアノ教室を開業し、多くの子どもたちに指導を行ってきた。

レッスンでは長時間立ち続け、下を向いて指導することが多いため、慢性的な肩こりが続いていた。さらに、大人になってからも自身の練習を欠かさず行っていたため、座る時間も長く、慢性的な腰痛も抱えていた。

2か月ほど前、いつものようにレッスンで下を向いて指導していると、左の首から肩にかけて痛みが走った。これまでも肩こりが悪化すると同じような症状が出ることがあったが、今回は左腕にしびれも現れ、これまでとは明らかに違う感覚があったため、不安になり病院を受診した。

整形外科でレントゲンを撮影したところ、「椎間板がやや薄くなっているが、大きな異常は見られないので、しばらく様子を見ましょう」と言われた。しかし、しびれが続いているにもかかわらず「異常なし」と診断されたことに納得ができず、念のため脳神経外科も受診し、CTやMRI検査を受けた。しかし、脳にも異常はないとの診断だった。

それでも症状は改善せず、近所の整体や鍼灸院にも通ってみたが、左腕のしびれはむしろ悪化。特に左手の小指側のしびれが強くなり、次第にピアノを弾くことすら難しくなっていった。「このままでは、レッスンで教えることはできても、自分自身がピアノを弾けなくなってしまうのではないか」と恐怖を感じるようになった。

その後、3か月間にわたり整体院や鍼灸院に通い続けたものの、首の痛みと左腕のしびれは改善せず、ついには夜も眠れなくなった。やむを得ず再び整形外科を受診し、痛み止めを処方された。本来は薬に頼りたくなかったが、あまりの痛みで眠れない日々が続いていたため、やむなく服用を開始した。

何か根本的に改善できる方法はないかと探していたところ、家族が「YouTubeで凄そうな先生がいるよ!」と塩川先生の動画を見つけてくれた。自分のピアノ教室があるため、銀座まで通うのは難しいと思ったが、藤沢駅に塩川先生の弟子がいることを調べてくれた。藤沢ならレッスンの合間に通えるかもしれないと考え、当院を受診することになった。


【神奈川県藤沢市から来院】
初診の状態
  • 01

    頸部から両肩にかけての過緊張

  • 02

    隆椎周辺の強い浮腫と熱感(炎症)

  • 03

    左仙腸関節の可動域制限

経過と内容
初診時の状態では、左の仙腸関節には明らかな可動域制限があった。体表温度検査では、下部頸椎と骨盤部に明らかに左右の温度の誤差が確認された。また隆椎周辺と左上後腸骨棘上端に強い浮腫が確認され、肩から首にかけてと腰部起立筋は過緊張の状態であった。

レントゲン評価では、腰の椎間板の段階は慢性的なD3レベルで重度の骨盤の傾きや過前弯で反り腰が確認された。首の椎間板はD5→D6レベルに移行する慢性的な段階が確認され、首の前弯カーブ(前カーブ)は消失してストレートネックとなっていた。

初期集中期では週3回のケアを推奨したが、ピアノ教室の経営で多忙なため週1回のペースでのケアも難しく、可能な限り短い間隔でケアを行うようにした。

5週目(3回目のアジャストメント)には、夜間に眠れないほど強かった首の痛みが大幅に軽減し、睡眠が取れるようになった。

12週目(8回目のアジャストメント)には、左腕のしびれが徐々に軽減し、腕全体の重だるさを感じる程度に変化。日によっては、二の腕付近に張りを感じることもあった。

17週目(12回目のアジャストメント)には、左腕のしびれが完全に消失し、ピアノが問題なく弾ける状態に回復。

23週目(15回目のアジャストメント)には、首の痛みが完全になくなり、慢性的だった肩こりも軽減。さらに、これまで首や腕の症状に意識が向いていたため気づいていなかったが、腰痛もほとんど感じなくなっていた。

現在は、ほとんどの症状が落ち着いたが、身体のメンテナンスとして定期的なカイロプラクティックケアを続けている。

考察
今回の左腕のしびれは、下部頸椎における神経圧迫が主な要因であったと考えられる。

人間の痛みやしびれの症状は、正常な状態から「痛み→しびれ→麻痺」の順で進行し、回復する際はその逆の順序をたどる。この回復過程においては、患部が重だるく感じたり、筋肉痛のような違和感を覚えることもある。今回のケースでは、その回復の流れが顕著にみられた。

神経は非常に繊細で、わずか10円玉ほどの圧力が加わるだけで、伝達機能が60%低下するという研究がある。しかし、神経の伝達が60%阻害されても、自覚症状が出ないこともあるため、痛みやしびれといった症状が現れた時点で、すでに神経への負担は長期間蓄積されていたと考えられる。

今回のケースでは、左腕のしびれが小指まで広がっていたことを考慮すると、下部頸椎の神経には長年にわたり負荷がかかっていた可能性が高い。レントゲン評価でも、下部頸椎の椎間板の状態は6段階中5段階後期に達しており、慢性的な状態であった。長年続いていた肩こりも、下部頸椎の神経圧迫が影響していたと考えられる。

肩こりの原因としては、大きく分けて二つの要因が考えられる。一つは、筋骨格のバランスの乱れによって頸部の神経に負担がかかり、頭の重さを骨格で支えきれずに首や肩の筋肉が過緊張を起こすケース。もう一つは、自律神経のバランスが崩れ、交感神経が過剰に働くことで全身が緊張し、肩こりが生じるケースである。今回の慢性的な肩こりは、前者の筋骨格系の問題に起因しており、下部頸椎の神経圧迫が軽減されるにつれて肩こりも改善していったと考えられる。

また、慢性的な腰痛に関しても、骨盤部の不安定さが神経への負担を増大させていたと考えられる。骨盤には左右に仙腸関節があり、身体には補正機能が備わっているため、どちらか一方の仙腸関節に可動域制限が生じると、反対側の仙腸関節が過剰に動いてしまう。今回のケースでは、左仙腸関節に可動域制限が確認されたが、その影響により腰部の神経に過度な負荷がかかっていたことが考えられる。

アジャストメントを行い、サブラクセーション(根本原因)を取り除かれたことで、頸部および腰部の神経機能が正常化し、症状の改善につながった。症状は突然現れるように思えても、神経への負荷は長期間にわたり蓄積されていることが多い。今回の症例を通して、神経の流れを正常に整え、身体の情報を適切に脳へ伝達することの重要性が改めて確認された。
左腕のしびれでピアノが弾けない…カイロプラクティックで再び演奏できる喜びを実感!
左腕のしびれでピアノが弾けない…カイロプラクティックで再び演奏できる喜びを実感! 左腕のしびれでピアノが弾けない…カイロプラクティックで再び演奏できる喜びを実感! 左腕のしびれでピアノが弾けない…カイロプラクティックで再び演奏できる喜びを実感!
前田 一真

執筆者前田 一真

神奈川県藤沢市出身。1972年に塩川満章D.C.が開院した銀座の塩川カイロプラクティック治療室に内弟子として入る。塩川満章D.C.と塩川雅士D.C.に師事し、副院長まで務める。また日本で最も歴史あるカイロプラクティック学校シオカワスクールでは現役講師を務めており、後任の育成にも力を入れている。2023年5月に地元である藤沢の地で、カイロプラクティックの最前線である塩川カイロプラクティック治療室で学んだ本物のカイロプラクティックを提供する院を実現するため、【前田カイロプラクティック藤沢院】を開院。

笑顔溢れ、心豊かに、幸せな毎日をサポートできるようにカイロプラクターとして尽力している。またシオカワグループの一員として、感謝・感動・希望に溢れる社会を目指している。

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