腰痛、左足のしびれ、便秘

腰痛、左足のしびれ、便秘

腰痛からのしびれが改善し、長年悩んでいた便秘もスッキリ!

40代男性
来院に至った経緯
3か月前から頻繁に繰り返していた腰の痛みが強くなり、左足へのしびれ、左ひざ関節の痛みが出てくるようになった。

仕事は通勤も含めると1日の中で立っている時間が長く、長時間同じ姿勢をしていると痛みが出るようになり日常生活でも支障をきたしていた。

腰痛は14歳の時に運動していてぎっくり腰を発症してから腰痛が続き、ぎっくり腰を定期的に繰り返していた。また子供のころから重度の便秘があり、現在も1週間排便がないこともあり便秘に悩まされている。

他にも、眼精疲労、頭痛(こめかみに脈打つような痛み)、肌荒れ、寝ても疲れが取れにくく体がスッキリしないなど不調が続いていた。

これまでさまざまな治療院や他のカイロプラクティックにも通院したこともあったが、望んでいる結果とは程遠く、治療から遠ざかっていた。

知人からの紹介で前田カイロプラクティック藤沢院を知り、当院のHPを見て今までのカイロプラクテックと違うなと思い、来院された。

【神奈川県横浜市戸塚区からご来院】
初診の状態
  • 01

    左仙腸関節の浮腫感と可動域制限

  • 02

    上部頸椎の過筋緊張と浮腫感

  • 03

    頸部から腰部にかけての過緊張

経過と内容
初診時の状態では、左仙腸関節には明らかな可動域制限、また右上部頸椎には明らかな筋緊張が確認された。

体表温度検査では、骨盤部、上部頸椎に左右の温度の誤差が確認された。

レントゲン評価では、椎間板の段階は慢性的なD4レベルで重度の骨盤の傾きも確認されたため、初期集中期の段階では週2回のケアから開始した。

2週目(4回目のアジャストメント)では、上部頸椎、腰骨盤部の明らかな筋緊張の軽減がみられ、左脚のしびれの改善、階段の上り下りや椅子から立ち上がる時の膝の痛みも気にならなくなった。

4週目(8回目の回目のアジャストメント)には、喉のイガイガが和らいだ。体の倦怠感が以前よりなくなった。朝スッキリ起きられるようになった。

5週目(10回目のアジャストメント)には、便秘にも回復の兆しが見え始め、酷いときは5日に1度しか出なかったものが、最近は毎日出るようになった。この頃には、初期に出ていた症状はほとんど改善された。

現在は、症状は落ち着き安定しているが、二度と同じような症状に苦しみたくないと1週間のカイロプラクティックケアを続けている。

考察
今回の腰痛や膝関節の痛みは、土台である骨盤のバランスの乱れが原因だと考えられる。人間の土台である骨盤のバランスが乱れたことで、膝関節にも必要以上の負担がかかっていた状態となっていた。

初診時に骨盤と上部頸椎の可動域制限が強くみられたため、副交感神経からアプローチした。

骨盤の神経機能が正常に働くことによって、骨盤周りの筋肉が正常に働くようになった結果、体のバランスや姿勢がしっかりと保てるようになり、腰痛や左足のしびれの改善につながったと考えられる。

また、便秘、頭痛、肌荒れ、眼精疲労、寝ても疲れが取れにくいなどの、さまざまな自律神経症状が出ていたが、幼少期から交感神経にストレスが加わり続けた結果、自律神経のバランスが乱れた状態となっていた。

アジャストメントで神経の流れが整い始めたことで自律神経のバランスも整い自律神経の症状の改善につながったと考える。

この症例は、骨盤と上部頸椎という副交感神経部位に神経系を絞ってアプローチすることが重要だと分かる症例である。
腰痛、左足のしびれ、便秘
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中島 恵

執筆者中島 恵

新潟県東蒲原郡出身。柔道整復師資格取得後、2007年から2018年まで柔道整復師として接骨院勤務。その後、勤務地を横浜に変え整骨院で勤務。
シオカワスクールの哲学教室で塩川雅士D.C.からカイロプラクティックの自然哲学を学んだことや、塩川カイロプラクティック治療室で実際の臨床現場を見学させていただいたことで、哲学・科学・芸術の重要性を知る。
現在は、前田カイロプラクティック藤沢院での診療を通じて地域社会の健康に寄与しながら、シオカワスクールでは女性初のインストラクターとして後任の育成にも力を入れている。
自分自身が女性特有の悩みで悩んでいた経験を活かし、誰にも相談できずにどこへ行っても改善されずに悩んでいる女性に寄り添えるようなカイロプラクターを目指している。

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