薬では治らなかっためまいが改善!神経調整による根本アプローチ

薬では治らなかっためまいが改善!神経調整による根本アプローチ

薬なしでめまいが解消!快適な日常を取り戻した神経ケアの実績

30代女性
来院に至った経緯
6年前、突然の回転性めまいに襲われた。ひどい時には世界がぐるぐると回っているような感覚になり、立っているのもつらかった。発症のきっかけとして思い当たるのは、当時住んでいたアパートの騒音問題だった。深夜から明け方にかけて続く騒音のせいで眠れない日々が続き、睡眠時間はどんどん短くなり、ストレスも溜まっていた。

めまいが起こった翌日、ふと気づくと旦那の声が聞き取りづらくなっていた。ちょうどめまいの治療で耳鼻科に通っていたため、聴力検査を受けたものの、検査結果は「異常なし」。しかし、静かな場所にいると「キーン」という金属音のような高い耳鳴りが常に聞こえるようになり、逆に人混みの中では聞きたい音だけが聞き取りづらいという違和感が続いた。

その頃から、肩や首の強いこりを感じるようになった。午後になって緊張が増してくると決まって頭痛も発生するようになった。また、呼吸が浅く感じることが増え、食欲も低下。食べること自体が億劫になり、病院では「逆流性食道炎の兆候がある」と診断された。

さらに、鼻の詰まりを感じるようになり、耳鼻科で相談したところ「副鼻腔炎」との診断を受けた。医師からは「慢性的なもの」と説明されたが、自分ではめまいが発症するまでは、鼻詰まりを意識したことはほとんどなかったため、違和感があった。

また、めまいが始まる2年前には、婦人科検診で「子宮内膜症」と「子宮筋腫」と診断されていた。しかし、それらに関しては特に自覚症状がなく、大きな影響を感じることはなかった。

子供の頃から、頻繁に風邪を引いたり、手足の冷えを感じたり、緊張すると大量の汗をかくことはあったが、めまいを発症してからの体調不良は、これまで経験したどの不調とも比較にならないほどつらいものだった。

この6年間、整骨院で筋肉の緊張を和らげてもらったり、鍼灸院でめまいに効く施術を受けたりしてきた。しかし、施術後は一時的に楽になるものの、2日も経つと症状が元に戻ってしまうことの繰り返しだった。

病院では症状が出るたびに薬を処方され、気がつけば飲んでいる薬の種類は6種類にまで増えていた。「このまま一生薬に頼るしかないのか…」と不安を抱える中、なんとか自然な方法で改善できる方法はないかと模索していた。

そんな時、当院のホームページで「自然治癒力」という言葉を目にし、「これこそ自分が求めているものだ」と直感。最後の希望を託す思いで来院することを決意した。


【神奈川県藤沢市から来院】
初診の状態
  • 01

    第一頸椎左横突起にスポンジ状の浮腫

  • 02

    頸部左胸鎖乳突筋の過緊張

  • 03

    左仙骨翼にスポンジ状の浮腫

経過と内容
初診時の状態では、左の仙腸関節には明らかな可動域制限があった。体表温度検査では、上部頸椎と骨盤部に明らかに左右の温度の誤差が確認された。また第一頸椎左横突起と左仙骨翼に強い浮腫が確認され、頚部左胸鎖乳突筋と腰部起立筋は過緊張の状態であった。

レントゲン評価では、腰の椎間板の段階は慢性的なD3レベルで重度の骨盤の傾きや過前弯で反り腰が確認された。首の椎間板の段階は慢性的なD6レベルが確認され、首の前弯カーブ(前カーブ)は消失してストレートネックを通り越してスワンネック(逆カーブ)となっており、激しい椎骨の変性が認められた。

初期集中期の段階では週3回のケアを必要な段階であったが、めまいの影響で電車の移動が困難な状態であり、ご家族のサポート無しでの頻繁な通院が難しいと判断。初期集中期は 週1回のケア からスタートすることにした。

7週目(6回目のアジャストメント)には、食欲が少しずつ回復し、長年悩んでいたガス溜まりも軽減した。また、肩こりや頭痛もほとんど気にならなくなり、施術後の変化を実感しやすくなったことで、日常生活においても体調の変化を意識するようになった。

11週目(9回目のアジャストメント)には、めまいの頻度が大幅に減少し、ほとんど気にならないレベルに改善した。電車やバスなどの乗り物に乗っても不快を感じることがなくなり、耳鳴りもまったく気にならなくなった。この段階でケアの頻度を2週間に1回へと調整することができた。

17週目(12回目のアジャストメント)には、めまいは完全に消失し、鼻詰まりもほとんど感じなくなった。施術を重ねるうちに、呼吸が意識しなくても深く呼吸できるようになり、自然と体の変化を実感できるようになった。

24週目(15回目のアジャストメント)には、施術開始前に服用していた6種類の薬をすべて手放すことができた。手足の血流も改善し、冷えが軽減したことで、汗の量も減少し、「以前よりも快適に過ごせるようになった」と実感している。

現在は、ほとんどの症状が落ち着いたが、身体のメンテナンスとして定期的なカイロプラクティックケアを続けている。

考察
今回のめまいの主な原因は、上部頸椎のサブラクセーション(神経機能の異常)によるものと考えられる。人間の平衡感覚は、視覚(目からの情報)、前庭系(内耳からの情報)、および体性感覚(手足の感覚受容器からの情報)の3つの主要なシステムによって維持されている。これらの情報が適切に統合されない場合、バランスが崩れ、めまいが引き起こされる可能性がある。

特に注目すべきなのは、第8脳神経(内耳神経)である。内耳神経は平衡感覚を司る重要な役割を担っており、この神経に異常が生じると、めまいが発生しやすくなる。また、患者は耳鳴りも訴えていたが、耳鳴りは「本来聞こえなくなった音を脳が過剰に拾おうとする」ことで、音の感度が過剰に高まり発生する現象である。内耳神経が適切に機能していない場合、このような聴覚過敏が起こることが考えられる。

検査では、上部頸椎だけでなく骨盤部にも神経的な異常が見られた。これらの部位はいずれも副交感神経の支配を受けており、自律神経の乱れが全身に影響を及ぼしていたことが推察される。

患者は幼少期から頻繁に風邪をひいていたが、これも自律神経のバランスの乱れが関与していた可能性がある。交感神経が優位になると、体内の顆粒球の比率が上昇し、副交感神経が優位になるとリンパ球の比率が増加する。これらのバランスが乱れることで、免疫機能が低下し、感染症にかかりやすくなるだけでなく、副鼻腔炎の慢性化を引き起こす要因にもなっていたと考えられる。

自律神経の不調はリンパ液の分泌にも影響を与える。通常、体を動かしていないときはリンパ液もほぼ停滞するが、自律神経が乱れることでリンパの流れに異常が生じ、脳が「体が動いている」と錯覚することでめまいが誘発される可能性がある。

自律神経の機能不全は腸の蠕動運動にも影響を及ぼし、ガス溜まりや食欲不振の要因となる。副交感神経が優位な状態では腸の活動が活発になるが、交感神経が過剰に働くことで蠕動運動が低下し、胃腸の機能が抑制される。これにより、食欲が低下し、消化不良が進行すると胃酸の逆流が起こりやすくなるため、逆流性食道炎の症状が出ていた可能性がある。

患者が特に夕方以降に感じていた頭痛は、緊張性頭痛であると考えられる。肩こりには、骨格の歪みに起因するものと、交感神経の過剰な緊張によるものの2種類があるが、今回のケースでは明らかに後者の影響が大きかった。交感神経が過剰に働くと、筋肉が慢性的に緊張した状態が続き、肩や首のこりが悪化し、結果として頭痛を誘発していたと考えられる。

また、交感神経の過活動による影響は、呼吸の浅さや末端冷え性にも及んでいた。交感神経が過剰に働くと、筋肉の緊張が高まり、横隔膜の動きが制限されるため、呼吸が浅くなる。さらに、交感神経は末梢血管の収縮を引き起こすため、血流が滞り、手足の冷えを悪化させていた。

今回のケースでは、神経のバランスの乱れがさまざまな症状を引き起こしていたことが明らかである。アジャストメントによってサブラクセーション(神経の機能異常)が取り除かれ、神経の流れが正常化したことで、めまいや耳鳴り、胃腸の不調、末端冷え性、緊張性頭痛といった多様な症状が改善された。

この症例から、自律神経のバランスを整えることが、身体全体の健康に深く関わっていることが再確認できた。症状が異なっていても、根本的な原因を特定し、適切なアプローチを行うことで、身体は本来の機能を取り戻すことができる。検査によって問題の神経領域を特定し、神経の流れを整えることの重要性を示した症例であった。
薬では治らなかっためまいが改善!神経調整による根本アプローチ
薬では治らなかっためまいが改善!神経調整による根本アプローチ 薬では治らなかっためまいが改善!神経調整による根本アプローチ 薬では治らなかっためまいが改善!神経調整による根本アプローチ
前田 一真

執筆者前田 一真

神奈川県藤沢市出身。1972年に塩川満章D.C.が開院した銀座の塩川カイロプラクティック治療室に内弟子として入る。塩川満章D.C.と塩川雅士D.C.に師事し、副院長まで務める。また日本で最も歴史あるカイロプラクティック学校シオカワスクールでは現役講師を務めており、後任の育成にも力を入れている。2023年5月に地元である藤沢の地で、カイロプラクティックの最前線である塩川カイロプラクティック治療室で学んだ本物のカイロプラクティックを提供する院を実現するため、【前田カイロプラクティック藤沢院】を開院。

笑顔溢れ、心豊かに、幸せな毎日をサポートできるようにカイロプラクターとして尽力している。またシオカワグループの一員として、感謝・感動・希望に溢れる社会を目指している。

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