すい臓と健康の関係を紐解く、カイロプラクティックの視点!

人間は生命を維持するために食べ物を摂取し続けなければなりません。その食べ物が体にとって適切なものかを判断する重要な監視役が「すい臓」です。
一般的にすい臓の働きは消化を助け、血糖をコントロールするという認識がありますが、それだけではありません。日々変化する体の状態を把握し総合的に監視する役割も担っています。
身体にとって適切ではない食べ物や過剰な摂取が続くと、すい臓は様々なシグナル(注意信号)を発し、私たちに異常を知らせてくれます。つまり、すい臓は「警報機」のような存在と言えます。
今回のコラムでは、すい臓の健康維持に不可欠な働きとカイロプラクティックがどのように関与できるのかについてお伝えしていきます。
糖を作り替える働き
すい臓には「ランゲルハンス島」と呼ばれる特殊な細胞群があり、ここで体を動かすエネルギー量を調節するホルモンが作られています。
- α細胞:グルカゴンというホルモンを分泌し、血中の糖分を増やします。脂肪をブドウ糖に変換したり、肝臓に蓄えられたグリコーゲンをブドウ糖に戻します。
- β細胞:インスリンというホルモンを分泌し、血中の糖分を減らします。血液中のブドウ糖を細胞に取り込ませたり、余分な糖分をグリコーゲンとして肝臓や筋肉に貯蓄させます。
糖質は、ご飯・パン・果物などに含まれており体内でブドウ糖に変換され、エネルギー源として使用されます。食べすぎたブドウ糖はグリコーゲンとして蓄えられ、血糖値が下がったときに再び血液中に放出されることで、エネルギーバランスを維持しています。
すい臓からのシグナル
すい臓に負担がかかると、以下のような症状が現れることがあります。
腹部の痛み、衰弱、発汗、震え、手足のしびれ、めまい、甘いものへの欲求、食欲の変動、気分の揺れや怒り、集中力の欠如、感情の爆発、過剰なのどの渇き、頻尿、体重の減少、疲労感、吐き気、視界のぼやけ、動悸、生理不順など、一般的には生活習慣の乱れ、運動不足、暴飲暴食、ストレスなどが要因とされます。しかし、これらの症状はすい臓が発する大切な「シグナル」と捉えることもできます。
カイロプラクティックとすい臓の関係
カイロプラクティックでは、神経系の働きを整えることですい臓の健康維持をサポートすることが可能です。
すい臓の働きは自律神経と密接に関わっています。交感神経と副交感神経のバランスが乱れると、ホルモン分泌の調整がうまくいかず血糖値のコントロールが難しくなります。カイロプラクティックを通じて神経の流れを最適化することで、すい臓の働きをサポート、血糖値の安定、消化機能の改善、ストレスの軽減といったことに繋がります。
また、背骨や骨盤の神経圧迫を取り除くことで自律神経の調整がスムーズになり、すい臓を含む内臓の機能が向上しやすくなります。カイロプラクティックケアを受けることで、すい臓の負担を軽減し健康な身体を維持することができるのです。
すい臓は、私たちの健康を守る重要な監視役です。その働きを支えるためには、適切な食生活や運動だけでなく神経系のバランスを整えることも重要です。
カイロプラクティックは、神経のサイクルが正常に働くことによって、すい臓の働きが最大限発揮され健康維持に貢献します。日々の生活習慣とカイロプラクティックケアを組み合わせることですい臓への負担を軽減し、より健康的な毎日を手に入れましょう。

執筆者中島 恵
新潟県東蒲原郡出身。柔道整復師資格取得後、2007年から2018年まで柔道整復師として接骨院勤務。その後、勤務地を横浜に変え整骨院で勤務。
シオカワスクールの哲学教室で塩川雅士D.C.からカイロプラクティックの自然哲学を学んだことや、塩川カイロプラクティック治療室で実際の臨床現場を見学させていただいたことで、哲学・科学・芸術の重要性を知る。
現在は、前田カイロプラクティック藤沢院での診療を通じて地域社会の健康に寄与しながら、シオカワスクールでは女性初のインストラクターとして後任の育成にも力を入れている。
自分自身が女性特有の悩みで悩んでいた経験を活かし、誰にも相談できずにどこへ行っても改善されずに悩んでいる女性に寄り添えるようなカイロプラクターを目指している。