PMSは低気圧で悪化?天気が自律神経の関係性とは

「低気圧が近づくと、なんだか体が重い…」「生理前に天気が悪いと、いつも以上に気分が落ち込む…」そんな経験したことがある方も多いともいます。低気圧の影響で頭痛やむくみ、倦怠感、イライラが強まる女性は少なくありません。
気圧の変化は自律神経に影響を与え、それがPMS(月経前症候群)の症状を悪化させる一因となることがあります。
低気圧とは、周囲よりも気圧が低くなる状態のことで、天気が崩れやすくなる要因の一つです。低気圧が近づくと空気が上昇し、雲が発生して雨や風が強まります。そして、私たちの体にも影響を及ぼし、自律神経のバランスが乱れることで、頭痛や倦怠感、気分の落ち込みを感じることがあります。まるで天気と心身がリンクしているように感じるのは、決して気のせいではありません。
今回のコラムでは、気圧の変化とホルモンバランスの関係について解説し、PMSの不調を軽減するためのカイロプラクティックの役割についてもご紹介します。
低気圧がPMSを悪化させる理由
気圧が下がると、私たちの体はそれに適応しようとして自律神経が働きます。自律神経のバランスが乱れている状態では低気圧の影響を受けると交感神経がうまく働かず、副交感神経が優位になりすぎることで血流が滞りやすくなることが多くみられます。
この影響により、私たちの体にはさまざまな不調が現れやすくなります。例えば、気圧の低下によって血管が拡張し頭痛や偏頭痛が起こることがあります。また、血流やリンパの流れが滞ることでむくみやすくなるのも特徴です。
さらに、副交感神経が過剰に働くことで倦怠感や眠気を感じやすくなり、ホルモンバランスの乱れによってセロトニンの分泌が減少すると気分の落ち込みやイライラが強まることもあります。血流の停滞によって脳への酸素供給が不足すると、集中力の低下やめまいを引き起こすこともあり、まるで天気に体が左右されてしまうような感覚になるのです。
また、PMSの時期にはエストロゲンとプロゲステロンの急激な変動により自律神経が乱れやすくなっています。このため、PMSの症状と低気圧の影響が 重なってしまうと不調がさらに強まるのです。
気圧の変化とホルモンバランスの関係
PMSの時期には、女性ホルモンの変化によって体のさまざまな機能が影響を受けます。特に、ホルモンバランスが変動することで セロトニンの分泌が減少しやすくなります。低気圧が近づくと、さらにセロトニンの分泌が減少し 気分の落ち込みやイライラが強くなることがあります。これは、「雨の日になると気分が沈みやすい」と感じる人が多い理由の一つです。
また、プロゲステロンの影響で体が水分を溜め込みやすくなるため、低気圧の影響でむくみがひどくなることもあります。さらに、血糖値のコントロールが乱れやすくなることで無性に甘いものを食べたくなることも。
このように、PMSと低気圧の影響が重なることで心身ともにバランスを崩しやすくなる のです。
PMSと低気圧による不調へのカイロプラクティックケア

執筆者中島 恵
新潟県東蒲原郡出身。柔道整復師資格取得後、2007年から2018年まで柔道整復師として接骨院勤務。その後、勤務地を横浜に変え整骨院で勤務。
シオカワスクールの哲学教室で塩川雅士D.C.からカイロプラクティックの自然哲学を学んだことや、塩川カイロプラクティック治療室で実際の臨床現場を見学させていただいたことで、哲学・科学・芸術の重要性を知る。
現在は、前田カイロプラクティック藤沢院での診療を通じて地域社会の健康に寄与しながら、シオカワスクールでは女性初のインストラクターとして後任の育成にも力を入れている。
自分自身が女性特有の悩みで悩んでいた経験を活かし、誰にも相談できずにどこへ行っても改善されずに悩んでいる女性に寄り添えるようなカイロプラクターを目指している。