体の新陳代謝を促進する甲状腺ホルモンには、神経の働きが必須!
甲状腺機能低下症(橋本病)は、甲状腺ホルモンが何らかの原因で不足している状態をいいます。
甲状腺はのどぼとけのすぐ下にあり、甲状腺で甲状腺ホルモンがつくられます。
甲状腺ホルモンは体全体の新陳代謝を促進する他に、体温調節、脳や胃腸の活性化などの役割があります。体が活動するために必要なエネルギーをつくっているため、甲状腺ホルモンの不足によって活動が鈍くなり、体温が低くなったり、体のだるさ、むくみといった症状が起こります。
男女比は1:5と圧倒的に女性に多く、年齢では30~40歳に多くみられます。成人になってから発症するケースが多いですが、先天性のものもあり「クレチン症」と呼ばれます。
甲状腺機能低下症(橋本病)は、一般的に症状に乏しく、いわゆる不定愁訴と混同されてしまうことも多いです。そのため気づくのが遅れたり、気づいていない方も多くいます。
このコラムでは、甲状腺機能低下(橋本病)に対する正しい知識と、一般的な治療法とカイロプラクティックでの対策法の違いをお伝えしていきます。