糖尿病

糖尿病の原因は自律神経の乱れから自己免疫が暴走している状態!?

糖尿病の原因は自律神経の乱れから自己免疫が暴走している状態!?

糖尿病は、膵臓から出るインスリンが「分泌しない」、または「作用しない」状態となり、血液中にブドウ糖(血糖)が増えて高血糖が慢性的に続いてしまう病気のことをいいます。

2023年現在、日本には糖尿病を患っている人は950万人いるとされており、糖尿病予備軍を含めると、その人数は2000万人を超えるとされています。

予備軍まで含めると、日本の全人口の6人に1人が糖尿病といっても差し支えない状況であり、15年前と比べるとその数は1.5倍にまで増加しています。

糖尿病の疑いがある人は、男女とも30〜40代から増え始め、50代では男性約18%、女性約6%、60代男性は約25%、女性は約11%と、糖尿病は年齢が上がるとともにかかりやすくなる病気だとされています。

遺伝性の場合もありますが、特に近親者に糖尿病の人はいないのに、ある日突然体調が悪くなり、病院で糖尿病だと診断されて「一生涯、インスリン注射を打つしかありません。」と言われて困惑している人も多いのではないでしょうか?

このコラムでは、糖尿病に対する正しい知識と、一般的な治療法とカイロプラクティックでの対策法の違いをお伝えしていきます。

こんな経験したこと
ありませんか?

  • 一生涯、インスリン注射は手放せないと突然言われた
  • ちょっとした切り傷、擦り傷が昔と比べて治りが遅くなった
  • 皮膚がかゆくなり、集中力が低下していると感じる
  • 性欲も減退して疲れやすいと感じる
  • 近親者に糖尿病の人はいないのに、ある日突然糖尿病だと診断された

一般的な糖尿病に対しての治療法common medical care
一般的な腰痛に対しての治療法
一般的な糖尿病の治療では、まず食事療法と運動療法を指導されることから始まります。ここで改善が見られない場合は血糖降下薬などの薬物療法となります。重症の場合はインスリンを自分で注射するよう指示される場合があります。これらの方法は、一時的に血糖値が安定しても、やめるとすぐに血糖値が高くなってしまうことが多くあります。

糖尿病には1型と2型があります。

1型糖尿病の場合は、生まれつきインスリンが出ない、あるいはほとんど出ていない状態となります。自己免疫疾患とされており、インスリンを分泌する膵臓のβ細胞が自分の免疫細胞によって破壊され、そこから分泌されるインスリンが絶対的に不足し、高血糖が引き起こされるものとされていますが、そうなるハッキリとした原因は分かっていません。

2型糖尿病は、遺伝性のものとされる場合があります。またストレスの影響を大きく受けるとされており、日常生活でのストレス、暴飲暴食、アルコールやカフェインの過剰摂取、喫煙、運動不足、睡眠不足など外的要因が原因であるとされています。

糖尿病は重症化すると、「網膜症」、「腎症」、「神経障害」などの三大合併症を誘発する原因となるため、徹底してこれらの外的要因を見直すことが糖尿病の対策法とされていますが、どれも根本的な改善とはならず、その場限りの対処法となってしまいます。

考えてみてください。もし生活環境の乱れや精神的なストレスなどの外的要因が糖尿病の原因だとしたら、なぜ糖尿病になる人とならない人がいるのでしょうか?

ここで重要なことは、糖尿病の対策法として外的要因に意識を向けるのではなく、体の内に意識を向けることです。日常生活ではさまざまなストレスを受けますし、生活習慣が乱れることや環境が変化することもあります。

それらの変化に対応し続けることは大変な作業です。だからこそ糖尿病の対策として体の内に意識を向けることが大切です。

そもそも糖尿病は「何かがおかしいですよ!今、体に負担がかかっていますよ!」と体が危険な状態だと教えてくれている体の内からの大切なSOSのサインです。

その体からの大切なサインをただ薬で消してしまうのではなく、問題となっている根本原因を見つけることが重要です。

カイロプラクティックでは、体の内に問題の根本原因が存在していると考えます。さまざまな検査法で問題の根本原因を特定し、糖尿病に対してアプローチしていきます。
カイロプラクティックでのアプローチchiropractic approach
カイロプラクティックでのアプローチ
糖尿病は、自己免疫疾患やストレスによって、「インスリンが出ない」、あるいは「インスリンが作用しない」状態ことをいいますが、なぜこのようなことが起こるのでしょうか。

人間の自己免疫とは、生まれつき体に備わっている「自然免疫」と、さまざまなウイルスや細菌と戦ったことであとからできる「獲得免疫」があります。これらの免疫システムが正しく機能するためには『自律神経』が大きく関係しています。

交感神経が優位に働いている状態では、体内の顆粒球(好酸球、好中球、好塩基球)の比率が上昇します。顆粒球とは、殺菌作用の成分を持つ白血球の一種で体内に侵入した細菌や寄生虫に対して対抗します。

インスリンは、膵臓にあるランゲルハンス島のβ細胞(ベータ細胞)が自己免疫の暴走によって破壊されてしまい、インスリンが分泌されない、あるいは分泌量が少なくなってしまう状態です。

また、ストレスを受け続けるとインスリンに対しての感受性が鈍くなり、血糖値が下がりにくくなることが分かっています。人間はストレスがかかると、その場の環境に適応しようとして交感神経のスイッチを入れます。

その状態が長く続くと、交感神経が過剰に働く状態となり、顆粒球の比率がどんどん上昇します。体の情報は神経によって脳へ伝えられますが、神経が正常に機能しなくなると脳は体内の情報を正しく受け取れなくなります。

すると体内に侵入した細菌やウイルスと、自己細胞の区別がつかなくなり、免疫システムが暴走して自分を攻撃してしまうのです。

つまり自己免疫疾患である1型糖尿病とは、交感神経が過剰に働いた結果、顆粒球が体内でどんどん上昇して免疫システムが暴走している状態であり、自律神経のバランスが乱れていることを意味しています。

また生活習慣の乱れからとされている2型糖尿病の問題も、本来人間は体にとって不要なものは排出する能力が備わっていますが、神経の流れが正常に機能していないと、必要なものを排出してしまい、不必要なものを吸収してしまう悪循環に陥ってしまうということです。

重要なことは、脳と体を繋いでいる「神経の流れ」です。 脳と体を繋ぐ神経の流れに異常があると、脳は体の状態を把握できず適切な対処を行うことができません。

つまりどれだけ薬を飲もうと、また生活習慣を見直したところで、糖尿病の根本改善とはならないのです。体の情報を脳へ届けてあげれば、脳は決して間違いを起こさずに、正しく対処してくれます。

カイロプラクティックケアで糖尿病の根本原因を解消し、快適な毎日を過ごしましょう!

糖尿病の患者様の声voice

インスリン注射を手放すことができた!

ある日、仕事中に倒れそうになり、病院へ行くと糖尿病だと言われました。突然にことになぜ自分が糖尿病なんだ?と疑問や不安しかありませんでした。病院では一生インスリン注射を打つしかないと言われ、絶望していました。

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