うつ病は心の病気ではなく体内のホルモンバランスが関係している!?
うつ病は世界的なデータを見ると、日本人は比較的少ないとされてきました。世界9か国を対象として調べた研究データでは、ブラジルが9.8%と一番高く、ロシア8.2%、アメリカ7.1%、EU5ヵ国6.9%と続き、日本は4.5%と一番少ないことが分かっています。
ですが近年、その日本人もうつ病は年々増加傾向にあるというデータがあります。平成8年から3年ごとに行われている厚生労働省のデータによると、平成8年には43.3万人だったうつ病などの総患者数は、平成20年には104.1万人と12年間で2.4倍に増加しています。
男女比では、男性よりも女性の方がうつ病を発病しやすいとされています。これは日本人だけではなく世界的にも同じデータで、男女比では女性の方が2倍以上もうつ病になりやすいという結果があります。
年代別では、男性は50代、女性は40代頃から増加傾向にあります。40~50代といえばまだまだ働き盛りの年齢です。うつ病は、自分自身がうつ病だと自覚していない場合も多く、あるとき急に限界値が来てしまうというケースも少なくありません。
このコラムでは、うつ病に対する正しい知識と、一般的な治療法とカイロプラクティックでの対策法の違いをお伝えしていきます。