2025.04.06

乳腺炎は体からのサイン?フェムテックとカイロプラクティックで女性の健康を支える

カテゴリ: 健康通信
乳腺炎は体からのサイン?フェムテックとカイロプラクティックで女性の健康を支える

私たち女性の体は、日々繊細な変化を繰り返しています。その中でも、あまり意識されにくいですがとても大切な器官の一つが「乳腺」です。

特に授乳期に多い乳腺炎は、胸の痛みや発熱などを伴い心身ともに負担となる症状です。
でも、このトラブルは自律神経の乱れ、ホルモンバランスの乱れが大きく関係しています。

今回のコラムでは、乳腺炎と自律神経、ホルモンバランスの関係性について、フェムテックとの関係性についてお伝えしていきます。

フェムテックで「乳腺と体のリズム」を可視化する

近年注目されている「フェムテック(Femtech)」は、女性の体と心の健康をサポートするテクノロジー分野です。生理周期の記録、ホルモンの状態の把握、ストレスレベルのチェックなどがアプリやデバイスを使って手軽にできるようになってきました。

乳腺のトラブルは生理周期の中でも特定の時期に現れやすく、また、睡眠不足やストレスが重なったときにも起こりやすいという傾向があります。こうした変化は、忙しい日常の中では見過ごされがちです。

フェムテックを活用することで、こうした体のリズムや不調の兆しにいち早く気づくことができ、自分自身の健康管理に役立てることができます。

体のリズムとカイロプラクティックの関係性

乳腺の働きはホルモンと神経のバランスのもとで維持されています。

授乳中や産後のママは、赤ちゃんのお世話で前かがみの姿勢が続いたり、夜間の授乳による睡眠不足、育児に伴う精神的なストレスなどが重なり、心身に大きな負担がかかりやすくなります。こうした状態が続くと乳腺への負担が増し、乳腺炎などのトラブルにつながることもあります。

乳腺が正常に機能するためには、脳がその周囲の体の状態を正確に把握し、適切にコントロールすることが不可欠です。しかし、脳と乳腺に関わる組織をつなぐ神経の流れに障害が生じると、体の情報の処理がスムーズに行われず、ホルモンバランスの乱れなどから乳腺の機能に悪影響を及ぼす可能性があります。このような神経の乱れがあると、乳腺の正常な働きに影響を与え、乳腺炎などの症状が引き起こされることがります。

カイロプラクティックでは、背骨や骨盤での神経圧迫を取り除き、神経伝達をスムーズにし、自律神経の働きを整えることでホルモンの働きをサポートします。カイロプラクティック・ケアによって首や背骨のバランスを整えることで、神経の流れが正常化し、脳と目の情報伝達がスムーズになります。その結果、体で機能の調節がおこなわれ乳腺の機能が向上し、症状の改善や健康維持にもつながります。

最近ではフェムテックという言葉が目につくようになり、女性の健康やヘルスケアへの関心が高まってきています。これからの女性の健康管理には欠かせない存在になってくることは間違いありません。

乳腺炎は単なる炎症ではなく、女性の体からの「ちょっと休んで」というメッセージかもしれません。

カイロプラクティックで自分の体の状態を知り、フェムテックを取り入れライフサイクルを知ることでより体を理解することに繋がるでしょう。トラブルが起きやすいタイミングを把握しケアすることが予防に繋がります。

日々の忙しさの中で、自分の体の声に耳を傾ける時間を大切にしていきましょう。

中島 恵

執筆者中島 恵

新潟県東蒲原郡出身。柔道整復師資格取得後、2007年から2018年まで柔道整復師として接骨院勤務。その後、勤務地を横浜に変え整骨院で勤務。
シオカワスクールの哲学教室で塩川雅士D.C.からカイロプラクティックの自然哲学を学んだことや、塩川カイロプラクティック治療室で実際の臨床現場を見学させていただいたことで、哲学・科学・芸術の重要性を知る。
現在は、前田カイロプラクティック藤沢院での診療を通じて地域社会の健康に寄与しながら、シオカワスクールでは女性初のインストラクターとして後任の育成にも力を入れている。
自分自身が女性特有の悩みで悩んでいた経験を活かし、誰にも相談できずにどこへ行っても改善されずに悩んでいる女性に寄り添えるようなカイロプラクターを目指している。

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