新型コロナウイルスの影響以降、在宅ワークが主流になった業界の人は自宅で過ごす時間が増え、いつも以上に屋内生活が続いている方も多いのではないでしょうか？子供たちも一昔前と比べるとゲームの普及などによって外で遊ばなくなったのではないでしょうか？

 

室内にいる時間が長くなると、自然光を浴びる機会が減り、人工的な明かりに頼る生活が中心になります。このような生活が続くと、体内時計が乱れやすくなり、さらにテレビやスマートフォンから発せられるブルーライトが交感神経を過剰に刺激し、自律神経のバランスを崩してしまうこともあります。自律神経の乱れは免疫力の低下につながる原因の一つとされています。

 

このコラムでは、日光浴が健康に与える素晴らしい効果とカイロプラクティックの関係性について解説します。免疫力を高めたい方や、体内時計が乱れて夜型生活になりがちな方に特におすすめの内容です！

 

日光浴のすすめ：自然光を生活に取り入れる方法

健康のために日光浴を取り入れるのが理想的ですが、1日15分の日光浴が推奨されている一方で、忙しい日常生活の中でこの時間を確保するのが難しい方もいるでしょう。そんなときは、無理なく生活に日光浴を取り入れる工夫をしてみてください。

 

おすすめの時間帯は、午前中の早い時間となります。午後は紫外線が強くなるため、朝起きたらすぐにカーテンを開けたり、窓を開けて新鮮な空気を取り入れながら直接日光を浴びるのがおすすめです。短時間でも構わないので、ベランダに出たり、ゴミ出しや郵便物の確認で外に出るなど、朝の習慣として少しずつ取り入れてみましょう。

 

「15分間、しっかり日光浴をしなきゃ」とプレッシャーに感じる必要はありません。朝の少しの時間、太陽の光を浴びることを意識するだけで効果があります。また、日焼けが気になる方は、手のひらで太陽光を浴びるのもおすすめです。手のひらはメラニン色素が少なく、日焼けしにくい部位なので、気軽に取り入れられる方法です。曇りの日でも太陽光は十分効果的なので、晴れていなくても外に出る習慣を続けましょう。

 

日光浴の3つの健康メリット

① 体内時計のリセット

人間の体内時計は完全に24時間ではなく、少し長い周期を持っています。この微妙なズレが、長期休暇中などに夜型生活になりやすい原因です。日光を浴びることで、このズレた体内リズムをリセットし、自然なリズムを取り戻すことができます。体温やホルモン分泌にも関係する体内時計を整えるには、朝の日光が欠かせません。

 

② セロトニンによる幸福感と睡眠の質向上

日光を浴びると「幸せホルモン」と呼ばれるセロトニンが分泌されます。セロトニンは精神を安定させ、不安を和らげる効果があります。このセロトニンが、夜間には睡眠ホルモンであるメラトニンの材料となり、良質な睡眠を促進します。また、腸で作られるセロトニンは免疫力の維持にも役立ち、脳内で作られるわずかなセロトニンは、認知症やうつ病の予防にも貢献しています。

 

③ ビタミンDの生成

太陽光を浴びることで体内で生成されるビタミンDは、骨を強くしたり、免疫力を高めたり、さらには発がん予防や美肌効果まで期待できます。食事から摂れるビタミンDはごくわずかですが、太陽光を浴びることで90％以上を補うことが可能です。日光浴では日焼け止めを使わず、適切な時間で直接浴びるのが効果的です。

 

自然と調和するカイロプラクティックと日光浴の関係

日光浴は大自然の力を活用した健康法ですが、カイロプラクティックも自然治癒力を引き出す療法となります。カイロプラクティックには哲学・科学・芸術の３つの柱があります。

 

科学というのは、体表温度検査やレントゲン評価といった科学的で客観的な検査法からきています。芸術とはアジャストメントのテクニックからきています。そして哲学とは、カイロプラクティック哲学であり、カイロプラクティック哲学とは『自然哲学』から成り立っています。

 

人間の治るチカラは自然なものです。風邪をひいても適切に身体を休めれば自然と治りますし、少しの怪我や骨折も自然に治してしまいます。カイロプラクティックは、脳と体をつなぐ神経の流れを正常にすることを目的としており、カイロプラクティック・ケアを通じて人間本来の健康をサポートします。

 

日光浴とカイロプラクティック・ケアを組み合わせることで、ホルモン分泌や免疫力を効果的に高める相乗効果が得られます。この2つを生活に取り入れることで、体内リズムや自律神経のバランスが整い、心身を健康に保つことができます。

 

太陽の力と体の自然な力を信じ、日光浴とカイロプラクティック・ケアで、健康的な未来を一緒に目指しましょう！