2025.02.13

家事と花粉症の関係性、そしてカイロプラクティックによる対策

家事と花粉症の関係性、そしてカイロプラクティックによる対策

毎日、掃除や洗濯、料理などの家事をこなすことは当たり前のように思われがちですが、実は身体の健康状態が非常に重要になってきます。健康な状態でも地味に疲労が蓄積し、気づかないうちに体調を崩してしまうこともあるでしょう。特に、家事を頑張る主婦の方々の中には日々の疲労に加えて、花粉症の影響を受けてさらに体調が悪化してしまう方も多いのではないでしょうか。

この時期になると、朝起きて突然くしゃみや鼻水が止まらなくなることがあります。これは花粉症に悩まされている多くの人に見られる“モーニングアタック”と呼ばれる状態です。モーニングアタックが起こると朝食やお弁当作り掃除や洗濯といった家事が一層大変になります。

花粉症が重度の方は、掃除をするよりも自分の目を洗いたいと思うほど、毎日がつらい戦いになってしまいます。さらに子どもの世話など日常の忙しさが加わると、ストレスが溜まりイライラがつのることもあると思います。

今回のコラムでは、花粉に対する体のメカニズムとカイロプラクティックの関係性と対策についてお伝えしていきます。

花粉症のメカニズムとは?

私たちの身体に異物(アレルゲン)が侵入すると、まず脳がそれを受け入れるかどうかを判断します。仮に花粉を異物と判断した場合、免疫システムが抗体を作り再び花粉が体内に入ると、鼻や目の粘膜の表面にある抗体と結合しヒスタミンという化学物質が分泌されます。

ヒスタミンが放出されることで血管が拡張し血流が増加します。この反応は異物を体外へ排出したり、患部の修復を促したりする役割を担っています。そのため、くしゃみや鼻水、涙といった花粉症の症状が発生します。

火傷による水ぶくれや足首を捻挫した際の腫れなどもヒスタミンの働きによるものです。こうした症状はすべて体が異物を排除し、自己修復を図るための正常な反応といえます。

しかし花粉は本来、身体に害を及ぼすものではありません。それにも関わらず、脳が誤って花粉を異物と認識してしまうために過剰な免疫反応が起こってしまうのです。

カイロプラクティックケアによる対策

花粉症の根本的な問題は、脳が花粉を異物と誤認識していることにあります。これは、脳と身体を繋ぐ神経の流れが乱れているために起こるものです。

神経の乱れが生じると、脳は身体の状態を正しく把握できなくなります。その結果、花粉が体内に入ると過剰な反応を引き起こし、大量のヒスタミンが分泌され花粉症の症状が発生してしまいます。

カイロプラクティックは、この神経の流れを正常に整えることで脳が身体の状態を適切に把握できるようにサポートします。これにより、花粉が侵入してきた際に過剰な免疫反応を防ぎ、症状を軽減することが可能になります。

また、カイロプラクティックは自律神経のバランスを整え、身体の自然治癒力を最大限に引き出すことに繋がります。ホルモンバランスの安定にも大きく関わるため、アレルギー症状の緩和に加え、日々の疲労回復やストレスの軽減にもつながります。

花粉症によるつらい症状に悩まされることなく、毎日を快適に過ごすためには単に症状を抑えるだけでなく体の根本的なバランスを整えることが大切です。カイロプラクティックケアによって神経の流れを整え、脳と体の連携をスムーズにすることで過剰な免疫反応を防ぎ、自然な治癒力を引き出すことができます。

家事を頑張るすべての方が朝から元気に活動できるよう、ぜひカイロプラクティックケアを取り入れ、健康な毎日を目指しましょう。

中島 恵

執筆者中島 恵

新潟県東蒲原郡出身。柔道整復師資格取得後、2007年から2018年まで柔道整復師として接骨院勤務。その後、勤務地を横浜に変え整骨院で勤務。
シオカワスクールの哲学教室で塩川雅士D.C.からカイロプラクティックの自然哲学を学んだことや、塩川カイロプラクティック治療室で実際の臨床現場を見学させていただいたことで、哲学・科学・芸術の重要性を知る。
現在は、前田カイロプラクティック藤沢院での診療を通じて地域社会の健康に寄与しながら、シオカワスクールでは女性初のインストラクターとして後任の育成にも力を入れている。
自分自身が女性特有の悩みで悩んでいた経験を活かし、誰にも相談できずにどこへ行っても改善されずに悩んでいる女性に寄り添えるようなカイロプラクターを目指している。

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