2025.02.12

神経を守る最強のプロテクターである背骨をカイロプラクティックで整えて、健康とパフォーマンスを最大化しよう!

神経を守る最強のプロテクターである背骨をカイロプラクティックで整えて、健康とパフォーマンスを最大化しよう!

カイロプラクティックは、脳と体をつなぐ神経の流れを整えることを目的としている脳と神経の専門家です。背骨がいかに大切か、いかに重要な役割を担っているのか。健康のために欠かすことのできない神経を、背骨は常に守ってくれています。

 

このコラムでは、その神経を守る「背骨」がどのような役割を担い、私たちの健康にどのように関わっているのかを詳しく解説していきます。

 

背骨は神経を守る最強のプロテクター

背骨には、体を支え、動きをスムーズにするという役割があります。脊椎(脊柱)とも呼ばれるこの構造は、7つの頸椎、12の胸椎、5つの腰椎からなる合計24個の骨で形成されており、その土台となるのが骨盤です。それぞれの椎骨には微妙な形の違いがありますが、基本的な構造は共通しています。

 

特に頸椎の第一頸椎(環椎)と第二頸椎(軸椎)は独特な形状をしており、環椎は指輪のような形をしていて、その内側に軸椎の突起が収まる構造になっています。この仕組みによって、首はスムーズに回転し、広い可動域を確保できるのです。

 

しかし、背骨の最も重要な役割は、脳から全身に指令を送る神経を保護することです。この神経のネットワークを守ることで、情報伝達がスムーズに行われ、全身の機能が適切に働くのです。そのため、背骨はまさに「体の最強のプロテクター」といえるでしょう。

 

背骨のカーブと健康への影響

背骨には4つの自然なカーブがあり、それぞれ頸椎は前方、胸椎は後方、腰椎は前方、仙骨は後方に弯曲しています。これらのカーブを「生理的弯曲」と呼びます。

 

胎児のときはすべて後方に湾曲しており、生後、首を持ち上げることで頸椎に前方カーブが形成され、つかまり立ちをする頃には腰椎にも前方のカーブが生まれます。このS字状のカーブがあることで、頭の重さを支えたり、衝撃を吸収することができるのです。

 

このカーブの有無によって、体が耐えられる負荷は大きく異なり、S字カーブが適切に保たれている場合と比べると、その差は16倍にもなるとされています。

 

しかし、背骨のカーブは生活習慣によって変化します。たとえば、長時間のデスクワークなどで前傾姿勢が続くと、頭が前に突き出し、バランスを取るために首のカーブが後方に変化してしまうことがあります。

 

一般的にストレートネックと呼ばれている現象で、ストレートネックは頭痛や肩こりの原因とされてしまうことが多いですが、ストレートネック自体は前後のバランスを補うための単なる補正作用といえます。ですが、長時間の同じ姿勢などで一つの椎骨や椎間板に圧力(負荷)がかかることで神経への負担となり、その結果が肩こりや頭痛などの症状となります。

 

症状は体から脳へのSOSのサインとなるため、体の内からのシグナルを感じ取ることが健康への重要な要素となります。

 

カイロプラクティックの重要性 ― 背骨と神経のつながり

神経は背骨の中を通り、そこから末梢神経として枝分かれし、全身に広がっています。私たちが痛みを感じるのは、この神経が正常に機能しているからです。しかし、この神経は非常に繊細で、わずか10円玉ほどの圧力が加わるだけで、その機能が60%も低下することがわかっています。

 

通常、神経は脳脊髄液という液体に包まれ背骨の中で保護されています。しかし、長年の生活習慣によって背骨の可動性が失われると、神経に圧力がかかり、情報の伝達が妨げられます。厄介なのは、この神経機能の低下がすぐに痛みとして現れるわけではないことです。神経の流れが40%以下になっても痛みを感じない人も多く、その間に不調は見えないところで進行してしまいます。症状が出る頃には、すでに問題が深刻化していることも少なくありません。そのため、症状が現れる前にカイロプラクティック・ケアを受けることが大切なのです。

 

カイロプラクティックは、単に痛みを取り除くための施術ではなく、神経の流れを正常化し、脳が正確な情報を受け取れるようにすることで、体全体の機能を最適化することを目的としています。神経の流れがスムーズになれば、脳が適切な指令を出し、自然治癒力が最大限に発揮されます。

 

また、カイロプラクティックを受けることで、自分自身の体に意識を向けるきっかけにもなります。健康を当たり前のものと考えるのではなく、日々の生活の中で自分の体と向き合い感謝することが、より良い健康を維持するための第一歩となるでしょう。

 

日々の健康維持のためにも体からの声に耳を傾け、カイロプラクティック・ケアで背骨を整えて快適な毎日を送りましょう!

前田 一真

執筆者前田 一真

神奈川県藤沢市出身。1972年に塩川満章D.C.が開院した銀座の塩川カイロプラクティック治療室に内弟子として入る。塩川満章D.C.と塩川雅士D.C.に師事し、副院長まで務める。また日本で最も歴史あるカイロプラクティック学校シオカワスクールでは現役講師を務めており、後任の育成にも力を入れている。2023年5月に地元である藤沢の地で、カイロプラクティックの最前線である塩川カイロプラクティック治療室で学んだ本物のカイロプラクティックを提供する院を実現するため、【前田カイロプラクティック藤沢院】を開院。

笑顔溢れ、心豊かに、幸せな毎日をサポートできるようにカイロプラクターとして尽力している。またシオカワグループの一員として、感謝・感動・希望に溢れる社会を目指している。

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