2025.01.30

血流アップで健康革命!カイロプラクティックがもたらす驚きの効果とは?

血流アップで健康革命!カイロプラクティックがもたらす驚きの効果とは?

カイロプラクティックの施術を受けた後、「手足が温かくなった」と感じる方は多いです。この変化は、血液の循環にどのような影響を与えているのでしょうか?

 

血液循環は、血管が拡張と収縮を繰り返すことでコントロールされています。この血管の動きを調節しているのが「神経」です。このコラムでは、血管とカイロプラクティックの専門性である神経の関係性について詳しく解説していきます。

 

驚きの血管の長さ!人体の循環システム

私たちが生きるためには、酸素が欠かせません。口から取り込まれた酸素は肺へ送られ、血液を介して全身の細胞へと運ばれます。その輸送の要となるのが、心臓と全身に張り巡らされた血管です。

 

一般的に、人体の血管の総延長は約10万kmと言われています。これは、地球を約2.5周する長さに匹敵します。最新の医学的計算によると、血管の直径や血液量を考慮した実際の長さは約6000kmとされていたりと議論が尽きないようですが、それでも日本列島を2周するほどの距離が体内に張り巡らされているのです。

 

この膨大な血管の長さは、血管の極細な構造によるものです。最も太い大動脈の直径は約30mm、一方で最も細い毛細血管は直径10マイクロメートル(ミリの1000分の1)という超微細な管となります。この細い血管が無数に存在することで、血管の総延長が驚異的な長さに達するのです。

 

血液は、心臓の拍動による圧力によって流れています。その速度は、血流量に比例し、血管の断面積に反比例します。たとえば、心臓に近い太い血管では、収縮期に毎秒50cm、弛緩期には15cmの速さで血液が流れますが、毛細血管に達するとその速度は0.5mm/秒にまで減速します。これは、血液が組織と接触し、酸素や栄養素、ホルモンの受け渡しをスムーズに行うためです。

 

血液が体内を1周する時間(循環時間)は平均50~60秒と言われています。これは、血液が毎日日本列島を往復するほどの距離を移動している計算になります。

 

血管の働きを支える自律神経の役割

神経は、大きく「感覚神経」「運動神経」「自律神経」の3つに分類されます。血管や心臓の働きをコントロールしているのは、自律神経です。

 

一般的に、カイロプラクティックは「痛みを改善するもの」と思われがちですが、実際には神経全体の働きを調整することが目的です。痛みを感知するのは感覚神経ですが、感覚神経が神経全体に占める割合はわずか10%。残りの45%は運動神経、さらに45%は血管・消化器・呼吸器などをコントロールする自律神経が担っています。

 

血管の働きも、この自律神経が深く関与しています。つまり、カイロプラクティックを痛みが出たときだけ利用するのではなく、自律神経を整える目的で受けることが、より効果的であるといえます。

 

自律神経には、昼間に活発になる「交感神経」と、夜間やリラックス時に働く「副交感神経」があります。この2つのバランスが崩れることで、自律神経の乱れが生じます。乱れる原因は、肉体的・精神的ストレス、不規則な生活、睡眠不足などさまざまです。

 

自律神経を整えるために大切なこと

一般的に、自律神経のバランスを整える方法として、以下のようなものが推奨されています。

 

・精神的ストレスを軽減する

・リラックスを心がける

・規則正しい生活を送る

・適度な運動をする

・栄養バランスを考えた食事を摂る

 

これらはどれも正しい方法ですが、神経のサイクルが乱れたまま行っても十分な効果を得ることはできません。

 

たとえば、人間はストレスを感じると副腎皮質ホルモン(ストレスホルモン)が分泌されます。このホルモンの分泌は、神経が脳と各臓器をつないでいることで適切に調整されます。しかし、神経のバランスが乱れているとホルモン分泌も正常に行われず、ストレスへの適応力が低下してしまいます。

 

また、「リラックスすることが大切」と言われますが、体に不調がある状態で本当にリラックスできるでしょうか?自律神経が乱れていると、副交感神経がうまく働かず、深い休息を取ることが難しくなります。

 

交感神経が過剰に働いている状態は、アクセルを踏み続けている車のようなものです。エネルギーを使い果たしてもなお無理を続ければ、心身は疲れ果ててしまいます。まずは神経の流れを整え、副交感神経が正常に機能するようにすることが重要です。

 

カイロプラクティックがもたらす健康効果

健康的な生活には適度な運動が欠かせませんが、神経の働きが乱れていると筋肉の動きが非効率になり、パフォーマンスが低下します。

 

世界的なアスリートであるマイケル・ジョーダン、レブロン・ジェームズ、ウサイン・ボルト、ノバク・ジョコビッチなどがカイロプラクティック・ケアを取り入れているのは、神経の流れを整えることで筋肉のパフォーマンスや反射神経などの運動機能を向上させるためです。

 

健康を維持するためには栄養の吸収も重要ですが、消化器の働きは自律神経によってコントロールされています。そのため、神経の流れを正常にすることで、消化吸収がスムーズになり、体が必要な栄養素を効率的に取り込めるようになります。

 

自律神経のバランスを整えるには、単に規則正しい生活を送るだけでは不十分で、神経の流れを整えることが大切です。酸素や栄養素を全身に運ぶ血液の流れも自律神経がコントロールしているため、神経機能を最適化することで体全体の健康状態を向上させることができます。

 

健康的な生活習慣、バランスの取れた食事、適度な運動、良質な睡眠——これらの効果を最大限に引き出すためにも、まずは神経の流れを正常にすることが重要です。カイロプラクティック・ケアを取り入れて、より健康的で活力あふれる毎日を手に入れましょう!

前田 一真

執筆者前田 一真

神奈川県藤沢市出身。1972年に塩川満章D.C.が開院した銀座の塩川カイロプラクティック治療室に内弟子として入る。塩川満章D.C.と塩川雅士D.C.に師事し、副院長まで務める。また日本で最も歴史あるカイロプラクティック学校シオカワスクールでは現役講師を務めており、後任の育成にも力を入れている。2023年5月に地元である藤沢の地で、カイロプラクティックの最前線である塩川カイロプラクティック治療室で学んだ本物のカイロプラクティックを提供する院を実現するため、【前田カイロプラクティック藤沢院】を開院。

笑顔溢れ、心豊かに、幸せな毎日をサポートできるようにカイロプラクターとして尽力している。またシオカワグループの一員として、感謝・感動・希望に溢れる社会を目指している。

コラム一覧へ戻る
pagetop