2025.03.19

骨盤のバランスの乱れが生理痛の原因に?

カテゴリ: 健康通信
骨盤のバランスの乱れが生理痛の原因に?

生理痛が重いと、「体質だから仕方がない」と諦めていませんか?実は、その痛みの原因には骨盤のバランスの乱れが関係していることが考えられます。骨盤の歪みが自律神経や女性ホルモンの働きに影響を与え、子宮への負担を増やしてしまうことがあるのです。

今回のコラムでは、生理痛と骨盤のバランスの関係性についてお伝えしていきます。

骨盤のバランスが崩れるとどうなる?

骨盤は体の中心にあり、内臓や子宮を支える重要な役割を担っています。しかし、日常生活の姿勢のクセや運動不足などが原因で骨盤のバランスの乱れてしまうことがあります。骨盤の歪みが起こると、次のような影響が考えられます。

 

  • 子宮への圧迫や血行不良

子宮は靭帯によって骨盤と繋がっています。骨盤が歪むと靭帯が不均等となり子宮にねじれるような負担がかかってしまいます。そのことで子宮周辺の血流が悪くなり、ホルモンがスムーズに運ばれなくなります。血行不良により子宮の収縮が強くなり、生理痛が悪化することがあります。

また、骨盤が歪むことで下半身の血流が悪くなり、子宮や卵巣に十分な栄養や酸素が届かなくなります。これにより、子宮の機能が低下し、生理痛が強くなる原因になります。

 

  • 自律神経の乱れ

骨盤のバランスが崩れると背骨や神経にも影響を及ぼし、自律神経が乱れやすくなります。自律神経が乱れるとホルモン分泌が不安定になり、生理周期が乱れたり生理痛がひどくなったりすることがあります。

 

  • 女性ホルモンの働きの低下

骨盤が歪むことで卵巣の機能にも影響を与え、エストロゲンやプロゲステロンといった女性ホルモンの分泌がスムーズに行われなくなることがあります。ホルモンバランスが崩れると、生理痛が強くなったり、PMS(月経前症候群)の症状が悪化したりすることがあります。

骨盤のバランスとカイロプラクティックケア

骨盤は子宮を支える土台の役割をしています。バランスの乱れが生じると子宮が圧迫されたり、周囲の血流が悪化したりして生理痛を引き起こしやすくなります。

私たちの健康は、脳から神経を通じて全身へと伝えられています。神経の流れが滞ると自律神経の乱れを引き起こし内臓機能の不調に繋がり、生理痛などを引き起こします。さらには病気のリスクを高める要因となります。

カイロプラクティックでは、背骨や骨盤での神経圧迫を取り除き、神経機能を正常化することで、脳と身体の情報伝達をスムーズにし、全身のバランスを整え、子宮の機能やホルモンバランスの安定、自律神経の調整にも効果を発揮します。

神経の伝達が正常であれば卵巣や子宮は本来の機能を最大限に発揮し、健康的な体を維持することができます。

骨盤のバランスを整えることで生理痛の改善だけでなく、全身の健康にもつながります。 つらい生理痛を我慢するのではなく根本的な原因に目を向け、カイロプラクティックケアで骨盤を整えて、より快適な毎日を過ごしましょう!

中島 恵

執筆者中島 恵

新潟県東蒲原郡出身。柔道整復師資格取得後、2007年から2018年まで柔道整復師として接骨院勤務。その後、勤務地を横浜に変え整骨院で勤務。
シオカワスクールの哲学教室で塩川雅士D.C.からカイロプラクティックの自然哲学を学んだことや、塩川カイロプラクティック治療室で実際の臨床現場を見学させていただいたことで、哲学・科学・芸術の重要性を知る。
現在は、前田カイロプラクティック藤沢院での診療を通じて地域社会の健康に寄与しながら、シオカワスクールでは女性初のインストラクターとして後任の育成にも力を入れている。
自分自身が女性特有の悩みで悩んでいた経験を活かし、誰にも相談できずにどこへ行っても改善されずに悩んでいる女性に寄り添えるようなカイロプラクターを目指している。

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