女性アスリートと女性ホルモンの関係、神経と体のバランスを整えてパフォーマンスアップ!
スポーツに取り組む女性アスリートにとって、体調管理やコンディションの維持は競技力を向上させるうえで欠かせないポイントです。しかし、女性特有の体の仕組みが時に障害となり思うように結果が出せないこともあります。その鍵となるのが「女性ホルモン」と「神経のバランス」です。これらを理解し、整えることでパフォーマンスを最大限に引き出すことに繋がります。。
今回は、女性アスリートにとっての女性ホルモンと神経の重要性とカイロプラクティックの関係性につてお伝えしていきます。
女性ホルモンの特徴とアスリートへの影響
女性の体には、「エストロゲン」と「プロゲステロン」という2種類の女性ホルモンが大きく関わっています。このホルモンは月経周期とともに変動し、体調やパフォーマンスに影響を与えることがあります。
1. エストロゲン(卵胞ホルモン)
月経の直後から排卵期にかけて多く分泌されるホルモンです。この時期は、筋力や骨密度が高まり、スポーツパフォーマンスが向上しやすいと言われています。また、気分も安定しやすく集中力が高まるため、トレーニングの成果が出やすい時期です。
2. プロゲステロン(黄体ホルモン)
排卵後から次の月経まで多く分泌されるホルモンです。この時期は体温が上がり、疲労感やむくみが出やすくなります。また、気分が落ち込みやすくトレーニングで思うように成果が出ないことも。特に月経前のPMS(月経前症候群)の症状が重い場合、競技に集中するのが難しくなることもあります。
神経と女性ホルモンの深い関係
女性ホルモンの分泌や体の変化をコントロールしているのが、脳からの神経の指令です。脳の視床下部がホルモンの分泌を司り、神経を通じて体の各部に指令を送ることで体全体のバランスを保っています。しかし、女性アスリートは以下のような状況で、ホルモンや神経のバランスを崩しやすいことがあります:
- 激しいトレーニングによる体の疲労
- 過度なダイエットや栄養不足
- ストレスやメンタル面の負担
これらが原因で神経の働きが乱れるとホルモンバランスが崩れ、月経不順や疲労感、パフォーマンスの低下につながる可能性があります。
神経と骨盤のバランスが重要!
女性の骨盤は、神経の流れに大きく関わっています。骨盤は脊椎(背骨)の土台であり、脳から体に向かう神経の大動脈とも言える「脊髄」が通っています。このため、骨盤が歪むと神経の働きが乱れ、女性ホルモンの分泌にも悪影響を与えることがあります。また、骨盤は下半身の動きや安定性に直結しているため骨盤が歪むと以下のような問題が起こることがあります。
- 膝や足首への負担が増え、ケガをしやすくなる
- 体幹が安定せず、パフォーマンスが低下する
- 血流やリンパの流れが悪化し、冷えやむくみが起こりやすい
カイロプラクティックで体を整える
カイロプラクティックは、骨盤や背骨の歪みを整えることで神経の働きを正常化する施術法です。女性アスリートにとってカイロプラクティックには次のようなメリットがあります。
- 骨盤を正しい位置に戻し、体幹を安定させる
- 神経の流れをスムーズにし、ホルモンバランスを整える
- 血流を改善し、冷え性やむくみを緩和する
- 疲労を軽減し、パフォーマンスを向上させる
女性特有の体の変化やストレスに対応しながら、体の内側から健康をサポートしてくれるのがカイロプラクティックの特徴です。
神経と女性ホルモンを整えて、理想のコンディションを手に入れる
女性アスリートにとって体と心のバランスを整えることは、最高のパフォーマンスを発揮するための鍵となります。特に女性ホルモンと神経の働きが体調や競技力に大きく影響するため、日々のケアがとても重要です。
骨盤のケアやカイロプラクティックを取り入れることで、神経とホルモンのバランスが整い、体が本来の力を発揮できるようになります。自分の体と向き合いながら、健康的な毎日を目指していきましょう。
執筆者中島 恵
新潟県東蒲原郡出身。柔道整復師資格取得後、2007年から2018年まで柔道整復師として接骨院勤務。その後、勤務地を横浜に変え整骨院で勤務。
シオカワスクールの哲学教室で塩川雅士D.C.からカイロプラクティックの自然哲学を学んだことや、塩川カイロプラクティック治療室で実際の臨床現場を見学させていただいたことで、哲学・科学・芸術の重要性を知る。
現在は、前田カイロプラクティック藤沢院での診療を通じて地域社会の健康に寄与しながら、シオカワスクールでは女性初のインストラクターとして後任の育成にも力を入れている。
自分自身が女性特有の悩みで悩んでいた経験を活かし、誰にも相談できずにどこへ行っても改善されずに悩んでいる女性に寄り添えるようなカイロプラクターを目指している。